漢方薬の上手な飲ませ方

漢方薬の上手な飲ませ方

 漢方薬は西洋薬のように甘く味付けしてありませんので、子どもに飲ませるのが一苦労です。
 でも、小さい頃から漢方薬を飲んでいる子どもは草根木皮の素朴な味を知ることになり、偏食になりずらいと云われています。
 また、体に合う漢方薬はまずく感じないとも云われています。例えば、熱を持った体を冷やす薬は苦い傾向がありますが・・・これは夏に飲むビールに通じるものがありますね。
 とにもかくにも、宝くじは買わなければ当たらないように、漢方薬も飲まなければ効きません。
 下記に飲ませるコツを並べましたので、参考にしてください。

【お湯に溶かして飲む】(漢方本来の飲み方です)

 20〜30mlのポットのお湯にエキス剤1袋を入れ、電子レンジで20〜30秒間加熱すると完全に溶けます。その後お湯や水で温度を調整して「湯冷まし」状態にします(少量のお湯で完全に溶かしてから薄めるのがコツです)。一度に飲みにくい場合はチビチビ時間をかけて飲ませてもかまいません。
 「○○湯」という名前の薬は温かいまま、「○○散」という名前の薬は冷やして飲ませるのが基本です。氷を入れて冷やしてもかまいません。
 溶かしたものにハチミツを混ぜて甘くしても良いです(砂糖はお勧めしません)。
 どうしても味がダメなお子さんにはストローを使うと舌を素通りする分、良いかもしれませんね。ただし、やけどに注意してください。

ハチミツは1歳未満の乳児には禁!
(ボツリヌス中毒の危険があるため)

【粉のまま飲む】

いろんな方法がありますので、試して一番合うものを見つけてください;
・乳児はお母さんの指先に粉を付けて上あごになすり付け、水分を飲ませて流し込む。
・口に水(湯冷まし)を含み、そのまま粉をザーッと入れる。
・先に粉を舌に乗せ、水(湯冷まし)を入れる。
・オブラートに包んで飲む。水に濡らすと「つるっ」と飲み込めます。
 また、コップの中の水に沈ませてゴクゴク飲むとやはり「つるっ」と飲み込めます。

※ 量が多くて一度に飲めない場合は複数回に分けてみましょう。

【好きなものと混ぜて味をごまかす】

悪い組み合わせ
苦い薬 酸っぱい味(果物系)→ もっと苦くなります!

良い組み合わせ
○ 酸味のある薬 甘酸っぱい味(果物系、ヨーグルトなど)
○ 苦い薬 苦甘い味(チョコ・ココア、麦茶あるいはアイス系)

※ ざらつく場合はスプーンやすりこぎなどで押しつぶすと飲みやすくなります。
※ 育児用ミルクに混ぜると「ミルク嫌い」になることがあるので止めましょう。

(混ぜるものの例)

・水飴、ハチミツ(1歳以上)、メープルシロップ、黒蜜、マルツエキス
・チョコレートシロップ、チョコ・ココアとこねる、コーヒー牛乳、ミロ
・お薬ゼリー(味はよりどりみどり)
・ジャム(イチゴ、アップルなど)
・シャーベット、アイスクリーム(バニラ、チョコレート、抹茶など)
・ヨーグルト、牛乳、コンデンスミルク、ヤクルト
・ジュース(アップル、グレープフルーツ、レモン味)
・スポーツドリンク
・ゴマペースト、ピーナッツバター

最後に一言:お母さん、味見してから飲ませてね!

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